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老人ホームなどの施設で葬儀を行う「施設葬」が増えています
「最期は住み慣れた施設で、顔なじみの職員さんや入居者仲間に見送ってほしい」。そんな思いから、老人ホームなどの施設で葬儀やお別れ会を行う「施設葬」を選ぶご家族が増えています。
施設で看取りを受ける方が増えたことや、葬儀の小規模化が進んだことが背景にあります。一方で、施設葬はすべての施設でできるわけではなく、事前の確認や準備が欠かせません。
この記事では、施設葬とは何か、増えている理由、メリットと注意点、当日までの流れをわかりやすく解説します。
1. 施設葬とは?増えている背景
施設葬とは、老人ホームや介護施設の中で行う葬儀やお別れ会のことです。施設の食堂や多目的室、集会室などを使い、ご家族と職員、親しかった入居者が集まって故人を見送ります。
形式はさまざまです。僧侶を招いて読経をする小さな葬儀もあれば、宗教儀礼を行わず、献花や思い出話でお別れする会もあります。火葬の前に短時間だけ集まり、施設から出棺を見送る形も少なくありません。
施設で最期を迎える方が増えている
施設葬が増えている大きな理由は、施設で亡くなる方が増えていることです。厚生労働省の人口動態統計によると、2023年に亡くなった方のうち約11.5%が老人ホームで亡くなっています。
亡くなる場所は今も病院が最も多いものの、2010年頃から病院の割合は下がり、施設や自宅の割合が上がっています。高齢者向けの施設が増え、施設で看取りを行う体制が整ってきたことが背景にあります。
葬儀の小規模化
もうひとつの理由は、家族葬や直葬(火葬のみ)など、葬儀の小規模化が進んでいることです。大きな式場を借りるよりも、ゆかりのある場所で少人数で見送りたいと考える方が増えています。
長く施設で暮らした方にとって、施設は「第二の自宅」です。職員や入居者仲間は、家族と同じくらい身近な存在になっていることもあります。施設葬は、そうした人たちと一緒にお別れできる方法として選ばれています。
2. 施設で葬儀を行うメリット
施設葬には、ご家族にとっても故人にとっても、次のようなメリットがあります。
住み慣れた場所で見送れる
故人が長く過ごした場所でお別れできるのは、施設葬ならではです。いつもの部屋や食堂、窓からの景色など、故人の日常が残る場所で見送ることができます。
職員や入居者仲間もお別れに参加できる
施設の職員は、日々のお世話を通じて故人と深く関わってきた人たちです。高齢の入居者仲間にとっては、外の式場まで出向くのは負担が大きいものです。施設の中でお別れができれば、こうした方々も無理なく参加できます。
ご家族にとっても、故人が施設でどう過ごしていたかを職員から聞ける貴重な機会になります。
移動や準備の負担を抑えられる
施設で亡くなった場合、ご遺体を式場へ運ぶ必要がなく、そのまま施設でお別れの時間を持てる場合があります。参列する方の移動も少なくて済みます。
費用を抑えやすい
施設の部屋を使えば、式場の使用料がかからないか、抑えられることがあります。小規模な葬儀になるため、全体の費用も抑えやすくなります。ただし、施設の利用料や葬儀社への費用は別にかかるため、事前に確認が必要です。
3. 施設葬の注意点・事前に確認しておきたいこと
施設葬は、どの施設でもできるわけではありません。いざというときに慌てないよう、入居中に次の点を確認しておきましょう。
- ・施設葬に対応しているか:対応している施設、相談に応じる施設、対応していない施設があります。まずは施設長や相談員に聞いてみましょう。
- ・使える部屋と人数:食堂や多目的室など、どの部屋をどのくらいの時間使えるかを確認します。入れる人数にも限りがあります。
- ・できること・できないこと:読経や焼香、線香、生花の持ち込みなど、施設のルールで制限される場合があります。
- ・費用と支払い先:部屋の利用料の有無と、葬儀社への費用を分けて確認しておくと安心です。
- ・提携の葬儀社があるか:施設が葬儀社と提携している場合もあります。ご家族が別の葬儀社を選べるかも確認しておきましょう。
他の入居者への配慮も必要
施設は多くの方が暮らす生活の場です。葬儀の時間帯や人の出入り、音やにおいなどに配慮が求められます。職員と相談しながら、無理のない形を決めることが大切です。
ご遺体を安置する場所を決めておく
施設によっては、亡くなった後に長くご遺体を置いておけない場合があります。火葬までの間、どこで安置するかも事前に考えておきましょう。自宅、葬儀社の安置施設などが選択肢になります。
4. 施設で葬儀を行うときの流れ
施設葬の流れは施設や葬儀の形式によって異なりますが、一般的には次のように進みます。
- 1.ご逝去・死亡確認:施設の配置医や協力医が死亡を確認し、死亡診断書を発行します。
- 2.葬儀社・搬送会社への連絡:施設葬を行うことを伝え、葬儀社や搬送会社と日程や段取りを相談します。夜間でも連絡して大丈夫です。
- 3.ご遺体の処置・安置:ドライアイスなどでご遺体の状態を保ちます。施設内で安置できない場合は、自宅や安置施設へ一度搬送します。
- 4.お別れ会・葬儀:施設の部屋で、ご家族・職員・入居者が集まってお別れをします。
- 5.出棺・火葬場への搬送:職員や入居者に見送られながら施設を出発し、霊柩車で火葬場へ向かいます。
この流れの中で、ご遺体の搬送は何度も発生します。施設から安置場所へ、安置場所から施設へ、施設から火葬場へと、状況に応じて動く必要があります。施設葬をスムーズに行うには、搬送の手配が重要なポイントになります。
5. 施設葬を支えるご遺体搬送のサポート
阪神特殊自動車は、昭和37年の設立以来、ご遺体の搬送を専業としてきた会社です。施設での葬儀に必要な搬送や処置を、施設やご家族、葬儀社と連携してサポートしています。
施設からのお迎えに24時間対応
介護施設で亡くなった場合、医師が死亡診断書を発行した後、冷房を効かせた居室や霊安室で搬送を待ちます。阪神特殊自動車では搬送専門の担当者が24時間365日待機しており、深夜や早朝でもお迎えにうかがいます。
ドライアイス処置・納棺にも対応
施設でお別れの時間を持つには、ご遺体の状態を保つことが欠かせません。ドライアイスの処置や納棺、お棺・搬送布団・骨壷などの備品の手配にも対応しています。
施設から火葬場までの搬送
安置場所と施設の間の移動から、施設からの出棺、火葬場への搬送まで、寝台車や霊柩車で対応します。宮型・洋型の霊柩車をそろえており、ご希望に合わせてお選びいただけます。
施設で行えない場合の選択肢も
施設の都合でお別れ会ができない場合もあります。阪神特殊自動車では、宗教者を呼ばない少人数のお別れ向けに「貸しお別れ室」を神戸・明石・姫路・篠山に用意しています。1室最大6名まで入れる、家族だけのお別れに向いた部屋です。ご利用は提携葬儀社を通じての予約となります。
葬儀社のご紹介も可能
阪神特殊自動車は搬送を専門とする会社のため、葬儀そのものは行っていません。ご希望に応じて、長年の取引がある信頼できる葬儀社をご紹介します。
6. まとめ
施設で亡くなる方が増えるにつれ、住み慣れた施設で見送る「施設葬」を選ぶご家族も増えています。最後に、ポイントを振り返ります。
- ・施設葬は、老人ホームや介護施設の中で行う葬儀やお別れ会のこと
- ・2023年には亡くなった方の約11.5%が老人ホームで最期を迎えている
- ・職員や入居者仲間と一緒に、住み慣れた場所で見送れるのが大きなメリット
- ・対応の可否や使える部屋、ルールは施設ごとに違うため、入居中に確認しておく
- ・施設葬では安置・出棺・火葬場への移動など、ご遺体の搬送が何度も発生する
「施設でお別れをしたいけれど、どう準備すればいいかわからない」という方は、まず施設の職員に相談してみてください。あわせて、搬送を任せられる会社を決めておくと安心です。
ご遺体搬送のご相談は阪神特殊自動車へ
- ・24時間365日受付:深夜・早朝でも施設へお迎えにうかがいます
- ・国土交通省の許可事業者:一般貨物自動車運送事業(霊柩)64-930号
- ・近畿2府4県に対応:兵庫・大阪・京都・奈良・滋賀・和歌山
- ・処置・備品にも対応:ドライアイス処置、納棺、お棺や骨壷などの手配
施設の職員の方からのご相談も承っています。
お電話:072-777-3121(24時間365日受付・相談無料)
