コラム
霊柩車と寝台車の違いとは?阪神特殊自動車の車両紹介
大切な方を送り出すために使われる車両には、「霊柩車」と「寝台車」の2種類があります。名前はよく耳にするものの、具体的にどう違うのか、どんな場面で使い分けられるのかをご存じでしょうか?
本記事では、霊柩車と寝台車の違いや種類別の特徴、そして阪神特殊自動車が提供する車両について詳しくご紹介します。
1.霊柩車と寝台車の基本的な違い
用途と搬送ルートの違い
霊柩車と寝台車の最大の違いは「使用されるタイミング」です。
- ・寝台車は、亡くなられた方を病院などから自宅や安置所へ搬送する際に使用される車両です。通夜や葬儀などの前段階で活躍します。
- ・霊柩車は、葬儀が終わった後、火葬場まで故人をお送りする際に使用される車両です。
つまり、寝台車は「搬送の始まり」で、霊柩車は「最後のお見送り」を担う車と言えます。
外観と構造の違い
- ・寝台車は、外見が一般的なワゴン車やバンに近く、目立ちにくいデザインが特徴です。周囲への配慮から、搬送車であることをあえて主張しない設計となっています。
- ・霊柩車は、荘厳な雰囲気を大切にしたデザインで、宮型や洋型など装飾が施されることが多く、儀式的な意味合いも強い車両です。
2.阪神特殊自動車が所有する霊柩車・寝台車のご紹介
阪神特殊自動車では、霊柩車・寝台車それぞれの用途に応じた最適な車種をご用意しています。伝統を重んじる宮型から、現代的でスタイリッシュな洋型、実用性に優れたバン型、搬送に特化した寝台車まで、多様なニーズに応えるラインナップを揃えています。
宮型霊柩車
日本の伝統的な意匠を取り入れた装飾が特徴で、屋根には神殿のような構造が施されています。格式ある葬儀にふさわしい厳かな印象を持つ車種です。
→ 当社では黒檀製の宮を架装した「黒宮型」を所有しています。
洋型霊柩車
高級乗用車をベースにした、スタイリッシュで落ち着いた印象の車種。宗教を問わず使用でき、現代のニーズにもマッチします。
→ 当社ではトヨタ・クラウンをベースにした洋型霊柩車を保有しています。
バン型霊柩車
実用性に優れ、コンパクトで運転しやすいのが特徴です。都市部や狭い道でもスムーズな運行が可能で、実務性を重視する現場で高く評価されています。
→ 当社ではメルセデス・ベンツVクラスやトヨタ・ヴォクシーをベースにした車両を保有しています。
寝台車
搬送の初期段階で使用される車両で、迅速かつ丁寧な対応が求められます。広い室内とストレッチャー対応の設計、プライバシーに配慮した外装デザインが特徴です。
→ 当社ではトヨタ・ノアやトヨタ・エスクァイアをベースにした寝台車を保有しています。
導入事例・お客様の声
阪神特殊自動車の車両は、葬祭業者様・医療機関様など、幅広いお客様にご利用いただいております。
「見た目の美しさと走行性能の両立が素晴らしく、儀式にふさわしい一台でした」
「寝台車の内装が清潔で、搬送現場での使いやすさも抜群でした」
こうしたお声を励みに、今後もより良い車両づくりに努めてまいります。
3.よくある質問(FAQ)
Q. 霊柩車と寝台車の料金はどのように決まりますか?
搬送距離、使用時間、車種によって料金が異なります。詳細なお見積りは、お問い合わせください。
Q. 希望する車種を指定できますか?
はい、事前にご相談いただければ、ご希望の車種を優先的に手配いたします。
Q. 手配の流れや必要な手続きは?
お電話またはメールにてご連絡をいただき、搬送日時・場所などの詳細をお伺いしたうえで、迅速に手配いたします。